雨呼山スノーシュー2018/01/10

群馬の水上「宝台樹スキー場」の近くに雨呼山という900mほどの山があります。
雪のシーズンにスノーシューで散策するには格好の山と聞いて行ってきました。
前々日には低気圧が通過して西高東低の冬型配置になるところでしたが、低気圧が北に偏り、群馬北部は好天で風もほとんど無い快適な一日でした。
トレース
9:30寺山峠P-10:00雨呼山頂10:40-10:50龍棲洞-11:05昼食11:40-12:02寺山峠P
前々日から前日にかけての低気圧の通過は、水上地区では雨になったようで、月初めに大雪が降った割には宝台樹までの道路は乾いていて拍子抜けでした。
寺山峠への道が雪で困難な場合は、白樺ゲレンデの駐車場に車を停めるつもりでしたが、寺山峠までの道にも雪はほとんど無く、峠の駐車場もきれいに除雪してありました。
寺山峠駐車場

駐車場から尾瀬方面(平ヶ岳?)
駐車場には我々の車だけで、平日のマイナーな山ですから静かです。
雨呼山案内板
空は少し雲もありますが、ほとんど晴れていて風も無く、春先の残雪期のようで1月とは思えませんでした。
登山口からはトレースが残っていて、前々日の雨の影響で表面は固く締まっています。用意したスノーシューはザックにつけて出発しました。所々硬く締まった急斜面もありましたが、キックステップで登れました。
なだらかな登路

残雪期の様な尾根道
雪の積もった雑木林の尾根をしばらく歩くと前方に雨呼山が見えてきました。
雨呼山は北西側が急傾斜
直登すると急斜面で一部岩場もありそうなので、トレースどおり右に巻いて西側から山頂に登りました。
雨呼山頂
駐車場から山頂まで30分。のんびりハイクで山頂に到着できました。
山頂から関ヶ原の街並み
山頂からは上州武尊山や尾瀬の山々、朝日岳から白毛門など、里山の割には好展望です。
山頂から宝台樹スキー場

山頂から旧水上プリンスホテル(現「現水上高原ホテル200」)
時間はたっぷりあるので山頂には40分近くとどまり景色を楽しみました。眼下に見える集落は雪に囲まれ、ジオラマを見ているようでした。
山頂の北側にあるといわれる龍棲洞を探しに行きました。トレースが沢山残っているので、可能性のありそうなトレースを選んで歩くと、急斜面の岩場の下に入口がありました。
高さ50cmほどの入口の奥に氷筍が沢山立っていました。
龍棲洞の氷筍
吹雪いている時やトレースの無い時にはとても見つけられない小さな岩窟ですが、今回はついていました。
龍棲洞から登り返して尾根に登り、少し行くと平坦な丘が有ったので、ここで昼食にしました。
今回のスノーシュー山行(全然使いませんでしたが)は歩いている時間と休んでいる時間が同じで、こんなのんびりした山行も珍しいですが、良いものです。
尾根を駐車場へ
来た道を戻り12時に駐車場に戻りました。登っている途中、我々以外には誰一人会わず静かな山登りが出来ました。
あくせく登るだけが山登りではないという事を改めて感じました。
帰りの入浴は谷川温泉「湯テルメ」570円。空いていてゆっくりお湯に浸かれました。