乾徳山2012/05/26

以前から登ってみたいと思っていた、山梨市の乾徳山(2031m)を登ってきました。天気は晴れ、湿度が高い為か、遠くは霞んでいましたが、初夏の陽気の中を快調に登れました。
7:40徳和駐車場-8:50道満山-10:20扇平-11:55山頂-14:18国師ケ原-15:45徳和駐車場
地図
土曜日の駐車場は既に一杯で、他の車に移動して頂き、どうにか駐車できました。8時前に出発、ほとんどの登山者は国師ケ原経由のコースの様ですが、我々は道満山経由で登ります。
山村の道を歩き、登山道に入ります。林の中の道で、暫らく歩くと汗が吹き出てきました。Tシャツ一枚になり、急な坂道を1時間ほどで道満山に到着。山頂といっても、林の中に山頂の表示板が有るだけで、展望は全くありません。
林の中の道満山山頂
そこからは暫らく尾根状の道を歩くと、少しずつ展望が開けてきました。
扇平の草原に着くと、南には富士山、南西には北岳を中心に南アルプスの山々が見えます。原から見上げると、乾徳山頂へは急な登りの道が続いています。
甲府盆地の向こうに富士山

扇平から乾徳山頂
登り始めると、大きな岩場が数箇所現れ、鎖を頼りに登ります。
頂上直下の天狗岩は一枚岩で、中央にクラックが走っています。クラックにつま先を突っ込んで登り、途中で右にトラバース、直上してなんとか登り切りました。昔はこの程度の岩場なら鎖を使わず登れましたが、さすがに加齢と長いブランクで、翌日は両手が強張ってしまいました。最近、昔の様に少しは岩登りもしてみようかと思っていましたが、相当鍛えなくては初級コースも難しそうです。
天狗岩の登り
昼丁度に山頂に到着すると、山頂標識の周りは大勢の登山者で大変な賑わいです。山頂からは西の金峰山や国師ケ岳が望め、南アルプスもかすかに見えますが、先ほどまで見えていた富士山はほとんど雲の中に隠れてしまいました。
人混みの乾徳山頂
人混みで昼食の場所が確保できない為、北側へ少し下った鞍部で昼食にしました。山頂に着いたころから、頭上に綺麗な彩雲が現れ、かなり長い間、見ることが出来ラッキーでした。
綺麗な彩雲が表れた
下山路は来た道は通らず、国師ケ原経由で下りました。国師ケ原までは森林帯の急下降で、原からは緩傾斜の林を下ります。
国師ケ原から乾徳山
降りている途中、左の林の中に鹿の群れを見つけました。中には可愛い小鹿もいて、写真に収めようとしましたが、木に隠れたり、お尻を向けたりで良い写真は撮れませんでした。
鹿の皆さんに遭遇

新緑の林を下山
林道に出てから20分ほどで駐車場に無事到着しました。
今回は出発前に、日焼け止めクリームを顔に塗ったのであまり焼けませんでしたが、腕には塗らなかったので、両腕とも真っ赤になってしまい、これを書いている翌日の夜もヒリヒリしています。クリームを塗っても、どうせ汗で流れるだろうと馬鹿にしていましたが、結構効果があるようです。