強風と紅葉 大菩薩嶺2012/10/20

山梨県の東にある大菩薩嶺(2,057m)は、小説「大菩薩峠」で有名なところです。以前から、冬の大菩薩嶺に行こうという計画があり、今回偵察もかねて、秋の大菩薩嶺山行に参加してきました。
天気予報では、晴れ時々曇り、中央高速から雪化粧の富士山がハッキリ見えたので期待していましたが、残念ながら、現地に到着すると曇り、稜線に出るとガスと強風で、ほとんど展望はありませんでした。それでも全山紅葉が進み、登山道の両側の森は、赤や黄色に色づいて、楽しく歩くことが出来ました。
地図
8:47上日川峠-9:25福ちゃん荘-10:15大菩薩峠-11:20大菩薩嶺山頂12:05-12:10雷岩-13:04福ちゃん荘-13:40上日川峠
日曜日で百名山ということもあり、上日川峠の登山口は駐車スペースが全て埋まっていました。係員の誘導で、80mほど離れた市営駐車場に移動、ここはかなりの広さで、まだ余裕がありました。
上日川峠の市営駐車場
登山客でごったがえす中を9時前に出発。30分程で山小屋「福ちゃん荘」に到着しました。小屋の前は登山客でいっぱいで、最近の登山ブームのせいか、山ガールや山ボーイが沢山来ていて、平日のマイナーな山がジジババばかりなのとは対照的です。さすが百名山!
福ちゃん荘前は登山客でいっぱい
小屋の先から登山道に入り、暫らくは舗装された林道と平行に進みます。1時間ほどで大菩薩峠に到着。
大菩薩峠に到着
西風が強くなってきたので、ジャケットを着込み、手袋をつけて出発しました。晴れていれば富士山や南アルプスの展望が広がり、気持ちの良い稜線ですが、今はガスと強風の吹きさらしの稜線です。
大菩薩峠から大菩薩嶺(右奥)
時折ガスが切れて、麓の大菩薩湖などが見えますが、ほとんどはガスの中で、ひたすら歩きます。
眼下に大菩薩湖
すれ違ったワンちゃんも完全装備で歩いていました。
ワンちゃんも完全装備
神部岩、雷岩と進み、大菩薩山頂に着いたのが11時20分。ここでも登山者がいっぱいで、樹林に囲まれて展望が無い代わりに、風が当たらないので、座り込んで休んでいる人が多く、食事場所を確保するのが大変でした。
山頂も人でいっぱい
山頂標識から少し離れたところで食事、40分ほど休憩しました。晴れていれば雷岩あたりで、富士を眺めながら食事が出来るのですが残念。
下山路は雷岩から唐松尾根を下りました。降り始めは急降下の道で、登りのコースに使うにはかなりキツそうです。登山道の両側は唐松尾根の名前どおり、黄色く色付き始めた唐松が多く、赤く紅葉した木々が色を添えています。
唐松尾根を下山

紅葉も見ごろです
この季節、紅葉の山道を歩くのは至福の時間です。山頂から1時間で「福ちゃん荘」、さらに30分程で上日川峠の駐車場に戻りました。

冬季は裂石のゲートから上日川峠までの2時間が余計に掛かるので、積雪の影響を考えると、途中の山小屋で一泊が必要になりそうです。

コメント

_ 山歩き と 出歩き 忘備録 ― 2012/10/22 16:27

21日(日)に大菩薩嶺に行ってきました。晴天で富士や南アルプスがよく見えましたが、稜線はやはり冷たい風。「景色をのんびり楽しむ」とはいきませんでした。

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