快晴の硫黄岳 霧の横岳2012/10/08

八ヶ岳連峰の硫黄岳と横岳に行って来ました。天気は快晴でしたが、稜線に出た頃から霧がかかり始め、横岳山頂は霧の中でした。
それでも硫黄岳までは素晴らしい天気で、北アルプスや中央アルプスが全て見えました。紅葉はまだ稜線の一部だけで、今月の中旬から下旬にかけての様です。
地図
6:55桜平駐車場-7:25夏沢鉱泉-8:05オーレン小屋-9:07赤岩の頭-9:37硫黄岳-11:28横岳-12:27硫黄岳-13:05夏沢峠-13:35オーレン小屋-14:35桜平駐車場

三井の森の別荘地を通り、かなり凸凹の林道を走って桜沢の林道ゲートまで入ることが出来ます。ゲート付近には駐車スペースがあちこちに有り、数十台の車が止められます。
連休最終日で、前日までに入っている車や、今日来た車でほぼ満車状態でした。7時に駐車場を出発。林道を鳴岩川伝いに夏沢鉱泉を目指します。紅葉はまだほんの一部しか見られません。道の両側はシラビソの森が続き、北八つの雰囲気です。
シラビソの森
夏沢鉱泉まで30分、その先のオーレン小屋までさらに40分です。晴れていても森の中はかなり涼しく、長袖でも汗をかきません。
オーレン小屋
オーレン小屋からは急な登りになり、約1時間で稜線に出ます。既に森林限界を超えているので、快晴の中、遠くの北アルプスや中央アルプスが良く見えます。
赤岩の頭から北アルプス遠望
最近の山行では天気に恵まれていなかったので、久しぶりに眺望を楽しみました。当初の計画では「峰の松目」というピークに寄る予定でしたが、山頂は樹木に覆われて展望が無い為に、中止して横岳まで足を伸ばす事にしました。
硫黄岳への登路
赤岩の頭で展望を満喫し、硫黄岳の山頂に向かいました。広い岩クズの尾根を歩き、最後に岩塊を登ると、広大な硫黄岳山頂です。北東に巨大な爆裂火口があり、火口壁が切立っています。
硫黄岳爆裂火口の壁
東の山麓は霧の中で、本沢温泉が見え隠れするぐらいです。北側は遠く妙高の方まで展望できました。
爆裂火口から北八ヶ岳の山なみ

硫黄岳から横岳(左)赤岳(中)阿弥陀岳(右)
この時までは横岳から赤岳の方まで良く見えていましたが、横岳に向かう途中から霧がかかり始め、横岳山頂手前のクサリ場を越える頃には完全に霧の中でした。
横岳西面の大同心・小同心

横岳山頂は霧の中
横岳山頂には西面の岩場、大同心や小同心を登ってきたと思われるクライマーが沢山いました。ここで昼食を取って大休止、硫黄岳に戻り、登って来た道と分かれて夏沢峠に下りました。
夏沢峠の山小屋
30分で夏沢峠、峠からは森の中の道をオーレン小屋目指して降ります。オーレン小屋で小休止、山ガール達がボルシチを注文して食べていました。山小屋でボルシチとは!時代の流れですね。
駐車場には2時半に到着。恒例の温泉は、山麓の茅野市日帰り入浴施設「縄文の湯」400円でした。