八子ヶ峰スノーシュー2018/02/18

蓼科山の西に位置する八子ヶ峰は、なだらかな稜線が広がりスノーシューには好適とネットの山行記録にありました。
昨年夏に西側の白樺湖側から登りましたが、今回は東のスズラン峠側からのルートです。
天気は前日の冬型配置が緩み、予想した風もほとんど無く、快適なスノーシュー山行が楽しめました。
トレース
8:15スズラン峠駐車場-9:15八子ヶ峰ヒュッテ-9:30八子ヶ峰東峰-10:20八子ヶ峰-10:50東峰手前ピーク11:20-11:50八子ヶ峰ヒュッテ-12:10駐車場
日曜日なので、スズラン峠の駐車場は満車を心配していましたが、着いてみるとやはり混雑していて、何とか斜めの場所に駐車出来ました。
スズラン峠の駐車場
我々の車が最後の一台でしたが、道路の反対側にある小さな駐車場(数台)もすぐに満車となってしまいました。
殆んどの登山者は蓼科山が目的で、八子ヶ峰を目指すのは我々だけのようでした。
女神茶屋でスノーシューを履いて、トレースの残る雪道を歩きます。
女神茶屋からの登路
稜線までの登りはそこそこの急傾斜で、スノーシューのヒールリフターが役に立ちました。
八子ヶ峰ヒュッテへ
トレースは前日までのもので、今日はまだ動物(狐?)の足跡だけでした。
稜線に登ると南アルプスや南八ヶ岳の展望が広がります。
蓼科山
八子ヶ峰ヒュッテまでは駐車場から1時間で到着。予想以上に天気が良く、北アルプス南部もきれいに見えました。
八子ヶ峰ヒュッテ

ヒュッテから中央アルプス(左)と御嶽山(右)

ヒュッテから南八ヶ岳の山々
ヒュッテから東峰までは大雪原で、360度展望を楽しみながらのんびり歩きました。八子ヶ峰東峰(1,869m)は八子ヶ峰本峰(1,833m)より標高が高く、今日一番の高度です。
八子ヶ峰東峰と遠くに北アルプス

東峰から南八ヶ岳連峰
西に続く尾根の先には八子ヶ峰本峰が見え、しらかば2in1スキー場のリフトが山頂にかかっています。スキーヤーが沢山見えたので、折角の静かな山行が台無しになりそうです。
八子ヶ峰への稜線
手前の広い尾根まで行って戻ろうかと思いましたが、やはり中途半端になるので本峰まで足を延ばしました。
リフト山頂駅の先にあるピークが山頂だと思っていましたが、実際にはリフト駅のすぐ後ろが山頂のようです。山頂標識は気がつかなかったのか見つかりませんでした。
このあたりが八子ヶ峰山頂
山頂だと思ったピークからは、先日の美ヶ原や霧ヶ峰の車山が良く見えました。車山の雪は少なく、このあたりはあまり降っていないようです。
車山と霧ヶ峰
山頂から引き返し、東峰手前のピークで昼食にしました。日が当たってポカポカしているので、素手になっても冷たくありません。
東峰へ戻る雪道
30分ほど食事して休憩しました。こんなに良い天気で遠くまで展望できるのは、今シーズンのスノーシューでは一番です。
来る前は新潟や上越の大雪情報ばかりで、天気は曇り時々晴れ、北アルプスは雲の中で八ヶ岳も稜線は見えないと思っていましたが、見事に外れました。
食後にピークを少し下り、東峰への軽い登りが終わると、後は雪原の歩行です。空は八ヶ岳ブルーが広がり、日差しが強く日焼け止めクリームを持ってくるべきでした。
蓼科山の空は八ヶ岳ブルー
この頃になると他の登山者がチラホラ現れてきて、ヒュッテの周りには10名近くの登山者?(ハイカーの様な服装でした)がいました。
ヒュッテから下る途中には、雪山完全装備のワンちゃんが飼い主に連れられてきていました。
完全装備のワンちゃん
駐車場には12時過ぎに到着。この山域の日帰り入浴定番である白樺湖「すずらんの湯」(ネット割引券で600円)で入浴。日曜日でも時間が早かったため空いていましたが、出るころには帰りのスキー客が次々に入ってきました。