雲ノ平・高天原、再び 4日目2018/07/22


雲ノ平22日
4:30三俣山荘-5:10三俣峠-7:15双六小屋7:30-8:40弓折乗越-9:35鏡平山荘10:10-10:50シシウドが原-12:05秩父沢-12:55小池新道登山口-13:15わさび平小屋13:50-14:55新穂高P
22日断面図
高低差 登り 677m 下り2,127m 距離17.8km
今日も4時に起きて4時半出発のパターンです。すでに明るくてヘッドランプは必要ありません。まず三俣峠に登り、来た時とは別の巻道を双六小屋へ向かいました。
三俣峠より朝の槍穂高

三俣峠より丸山
巻道は殆んど緩やかに下るルートで、稜線の道に比べると短時間で双六小屋に行けます。
巻道
途中には雪渓やお花畑が広がり、槍穂高を見ながら歩く快適な道だと評判の道です。
巻道(左上)から鷲羽岳を振り返る
三俣峠へは40分(コースタイムでは50分)で到着。今日は森林限界まで槍穂高を見ながら下れます。巻道の中間点で朝食、三俣山荘の弁当は寿し飯で各種のおかずがたくさん載っていました。
最近の山小屋の弁当は豪華で美味しいです。ひと昔前の弁当は、おにぎりと漬物ぐらいが標準でしたからずいぶん上等になりました。
食事の後、巻道をさらに進むと雪渓が数か所、道を横切っていましたが問題なく通過出来ました。双六小屋に近づくと、中道を双六岳方面に登っていく20名近いパーティーが眼に入りました。
たぶん登山ツアーの団体ではないかと思いますが、すれ違うと待ち時間が半端でなく、コースが別で幸いでした。
双六岳の分岐
双六小屋には7時過ぎに到着。無料の飲料水を補給したりしてしばらく休憩しました。
双六小屋
双六小屋から弓折乗越までが今日最後の登りのあるルートです。テントサイトの草原を歩いてトラバース気味に稜線に登り、ピークをいくつか超えると花見平のお花畑です。
2622峰より笠ヶ岳

花見平のお花畑
残っている雪渓を横切り、稜線をさらに進むと弓折乗越に下ります。乗越からは槍穂高連峰や足元に鏡平山荘がみえ、これから下るルートが俯瞰できます。
弓折乗越から槍穂高連峰
乗越でしばらく休んだので鏡平山荘に着いたのは1時間後。
鏡平山荘
山荘でかき氷タイムにしようと話ていたので、着いてすぐかき氷を注文入しました。
私が最後にかき氷を食べたのは何時だったか記憶がありませんが、氷にかけるシロップの色が鮮やか過ぎて、なにか特別な添加物が入っているのではないかといまだに不信感があります。
そのため注文はガムシロップにしてしまいましたが、他の人はイチゴや練乳など色々な色のかき氷を注文していました。
途中ですが、かき氷ガムシロップです
食べ始めて途中で、写真を撮るのを忘れていたのに気づき、半分ほどに減った氷の写真を撮りました。
今回の山行は行程が厳しかったためか、写真を撮り忘れるところが多かったです。戻ってきてから写真を整理すると、あの場面この場面も撮っていなかったと気づきました。
暑い中で食べるかき氷は美味しく、中にはおかわりした人もいました。
山荘からすぐの鏡池は、登りの時、足が攣って最悪の状態で通過したので、ジックリ見ていませんでしたが、今回は余裕ですから池と槍穂高のコラボを楽しめました。
槍ヶ岳も見納め
鏡平から下ると、登ってくる人が増えてきました。通過するたびに道をゆずるので遅々として進まず、秩父沢に着いたのは12時丁度でした。
秩父沢
わさび平小屋で昼食を取ることを想定していたので、途中の休憩で用意した軽食を食べて時間つなぎをしました。
林道が見えた
1時に左俣林道に出て、ようやく普通に歩ける道をわさび平小屋へ向かいました。3日間岩がゴロゴロした道を登下行していると、平らな道が楽でうれしくなります。
昔、上高地で猟師をしている常さんを松本に連れて行ったら、アスファルトの道が足がかりが無く、滑りそうで歩けないと言ったと本で読んだことがあります。
山道が生活のすべての人が、町の舗装された道を危険だと思うのも逆に納得できます。
林道を20分でわさび平小屋に到着。
わさび平小屋
外のテントでよく冷えたそうめんを食べました。ラーメンやカレーもありましたが、暑い林道を歩いてきたので、冷たいそうめんがなによりでした。
残念ながら、このそうめんの写真も撮り忘れました。わさび平小屋で40分ほど休憩して最後のピッチを歩きました。
途中、林道の左に堆積した岩の隙間から冷たい風が吹き出して来る「お助け風穴」で、名前の通り暑さから助けてもらいました。林道が大きく右に曲がると駐車場はもうすぐです。
午後3時に第2駐車場に到着。靴を履き替えると解放された気分になります。駐車料金は7千円で一人当たり1,150円ほどでした。ワゴン車で鍋平の登山者用駐車場に移動して、もう1台に分散乗車して新穂高をあとにしました。
帰りの入浴に予定していた「ひらゆの森」に行くと、温泉前の駐車場が満車で臨時駐車場もほとんど満車でした。これでは入浴もままならないので、安房トンネルを越え、上高地の帰りに何時も入る「竜島温泉」で入浴しました。
こちらは国道から離れていることもあり空いていてゆっくり入れました。
長かった4日間、天候に恵まれ思い出に残る山行が出来ました。
【4日間 計】
高低差 登り4,487m 下り4,487m 距離56.1km

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