番外 三浦半島ヨットクルーズ 2日目2018/09/09

相変わらず雲の流れは速いですが、昨日よりはマシのようです。朝食にサンドイッチとスープ、牛乳やコーヒーを飲んで準備。
今日は少し穏やか
9時に出航して外海を目指します。他船も今日は出られると考えたようで、続々と出航していきます。
出航
今日の予定は城ヶ島を回って、三崎港に係留。名物のマグロを賞味して戻る予定です。
昨日と同じく諸磯崎灯台をすぎて、岩礁地帯を抜けると外海にでますが、今日は白波もほとんど無く快適に進めます。
我々の前を行くヨット
岩礁地帯をすぎたところからメインセイルを半分ほど張り、機帆走(エンジンと帆の併用)で走りました。
前方に房総半島
さらにエンジンを止め、今度は帆だけで走りました。
帆走中
エンジンの音が消えると波をかき分ける音しか聞こえず全く静かです。
風だけを頼りに帆走するのがヨットの醍醐味という事が良く分かりました。
船は大きく外海に出て帆走を続けましたが、途中で舵を持たせてもらいました。右舷からの風で、舵を真っすぐにしていると、少しずつ風上に流されてしまいます。
時々修正しながら舵を操作していると、船を操っている船長気分になれます。キャプテン ジャック・スパロウになった気分です。
三浦岬は相模湾から伊豆半島、大島や房総半島にほとんど囲まれていますから、まわりを見ても陸地ばかりのようでした。
付近には遊漁船やヨット、モーターボートが沢山出ていて、衝突しないように航路を調整しながら進みました。
東京湾への通路である浦賀水道には沢山の貨物船やタンカーなどが行き来していました。
城ヶ島大橋の下を通過

帆柱が届きそう
我々は浦賀水道の手前で反転して、城ヶ島と三浦半島の間に架かる「城ヶ島大橋」の下を抜け、三崎港に入港しました。
三崎港に係留
ヨットを岸壁に係留(係留料3,580円?)して三崎の街を散策しました。
海南神社にお参りして航海の安全を祈り、「三崎港 蔵」で昼食。マグロ定食2,000円が値段以上に美味しく、三崎名物のマグロを堪能しました。
木崎港を午後1時に出航して帰路につきましたが、途中伊豆半島の後ろに富士山が姿を現しました。
ボートの後ろに富士山
ヨットマンのあいだでは、富士山が綺麗に見える時は、北西の風が強く吹くため歓迎しないとのことですが、我々ゲストには見えた方が歓迎です。
三崎港から油壷ヨットハーバーまでは直行したので30分ほどしか掛かりません。
岸壁に係留して打ち上げを船内でしてから後片づけ、シャワーを浴び、着替えてからタクシーで三崎口に戻りました。

始めてのヨットクルージングでしたが、予想以上に素晴らしかったです。山登りと同じで、自然を肌身で感じられました。
もっと若い時に、近くに海があったら、山登り同様のめり込んだかもしれません。それぐらい楽しい時を過ごすことが出来ました。
昔 海のボート釣りをしていた時、最初は船酔いがひどかったので、今回は警戒して酔い止めの薬を飲みましたが、昔慣れたのを身体が思い出したのか全然酔いませんでした。海には少し自信がつきました。