カナダ PEI紀行 ①2018/09/25

PEIはPrince Edward Island の略で、カナダの大西洋岸、セントローレンス湾に浮かぶ島です。島といっても愛媛県ほどの大きさで、カナダ13州の一つになっています。
島の場所

PEI
この島は何といっても、ルーシー・モンゴメリーの小説「赤毛のアン」(原題 Anen of Green Gables 緑の切褄屋根の家のアン)の舞台として有名で、遠く日本から女性たちが沢山訪れています。
島の景観が素晴らしく、「赤毛のアン」の中にもたくさんの描写が出てきますが、男でも十分楽しめます。今回は7日間の予定で行ってきました。
天気がいまいちで、輝くような青空の景色は殆んど見られませんでしたが、森の散策やカラフルな家並み、開拓時代の民家、地ビール、巨大なロブスター、ムール貝料理など、大いに楽しめました。
【25日】
飛行機はエア・カナダ006便で成田空港第1ターミナルから午後5時半に出発です。関越道・圏央道を通って成田空港近くのパーキングに車を停めました。駐車料金は7日間で6,690円。
送迎のマイクロバスで第1ターミナル南ウイングに送ってもらい、出発ロビーの旅行社デスク前には午後3時過ぎに到着。すぐに旅行社の係員が声を掛けてきて、名前の確認とEチケット控えを受け取りました。
今回のツアーは添乗員がいませんから自分で搭乗手続きをします。手続きをしていると旅行社の係員が走ってきて、日程表に書かれているカナダ国内での乗り継ぎ時の受託手荷物受取方法が異なっていると連絡してきました。
日程表では、乗り継ぎのモントリオール空港でいったん手荷物を受け取り、改めて国内線に預けることになっていましたが、最終到着地のシャーロットタウン空港で受け取ることになるとのこと。これで乗り継ぎでは入国審査を済ませて国内線に乗り換えれば良いので気楽です。
成田第1ターミナルの出発ロビー
飛行機は定刻より10分遅れて離陸。飛行ルートは北海道の西からカムチャッカ半島を北上し、アラスカ州アンカレッジ付近を通り、カナダケベック州のモントリオール空港まで11時間30分のフライトです。
その間、食事が2回とサンドウィッチが1回出ます。前の液晶画面は映画や音楽などが楽しめますが、映画は英語とフランス語だけで意味不明。
日本の飛行機だと字幕に日本語で表示が出たりで分かりますが、日本就航便でも外国の航空機はそこまでのサービスはしないようです。
モントリオールには現地時間の16:30(日本との時差-14時間)に無事到着。長旅でさすがに疲れました。
モントリオール空港
到着すると最初に入国審査です。普通は入国審査官にパスポートを見せてスタンプを押してもらいますが、ここでは各人がたくさん並んでいる液晶画面で入力します。
日程表に書かれていた税関申告書も無しで、同じように入力するだけです。
幸い日本語での表示を選択できたので問題なかったですが、英語でしたら苦労するところでした。パスポートを機械にあててスキャンして、脇の機器に向かうと写真を取られます。
最後に機器から出てきた帳票を持って入国審査官のところに行くと、恒例の旅行目的と滞在日数を聞かれておしまい。
国内線の搭乗口に移動して、20:50発のAC1686便まで3時間ほど待ちました。空港はWi-Fiが使えるのでメールや日本のサイトでニュースを見られます。丁度帰る日に遭遇する台風24号の動きが心配でした。
国内線は定時に出発。乗客の中にはワンちゃんを連れて乗ってくる人もいて、日本との違いに驚きました。
PEIの州都シャーロットタウン空港には午後11時過ぎに到着。
シャーロット空港に到着
ここでもモントリオールと時差が1時間(日本との時差-13時間)で、しかもサマータイム中(+1時間)ですからややっこしいです。
飛行機からタラップで降り、歩いて空港ビルに向かいました。
歩いてターミナルへ
時間も遅く風がとても冷たかったですが、雨の予報が外れたので助かりました。
傘はトランクの中だし、歩いて空港ビルに入るのは想定していなかったので、降られたらきつかったです。
トランクを無事受取り到着ロビーに出ると現地の係員(PEIセレクトツアーズ)が迎えてくれました。到着したのは我々だけで団体ツアーとは違い、個人旅行のようです。
今夜泊まるホテルは空港から車で10分の「シャーロットタウン イン」。夜中の12時頃ですがチェックインして部屋に入りました。
早速、バスを使おうとしたら排水口の栓が無く、湯を溜められない構造になっていたのでシャワーで我慢。
バスの水栓
旅行案内ではバス付の部屋保証となっていましたが、確かにバスはついていますが湯を溜められないとは思いませんでした。
飛行機では寝不足で、横になるとすぐに眠ってしまいました。