カナダ PEI紀行 ③2018/09/27

ホテルの朝食は7時から。どんな食事か期待していましたが普通のコンチネンタルブレックファーストでした。旅行ガイドブックに書いてあったホームメイドのマフィンとスコーンはその通りでしたが、他は普通のホテルと特に変わりませんでした。
部屋に戻り、チェックアウトの荷造りをしてから散策に出かけました。天気は曇りで雨は大丈夫そうです。ホテルから狭い道を歩くと、突然ゴルフ場の芝生に出て、その先にグリーンゲイブルズがすぐそばに見えました。
隣にはゴルフ場
こんなに近いところにあるとは思いませんでした。グリーンゲイブルズは早朝の為ほとんど人はいませんので本来の静寂さを取り戻しています。
昨日確認した「恋人の小径」(バルサムフォロートレイル)の入口からトレールを歩きました。
恋人の小径入口

恋人の小径
トレールは1周できるように作られている土の道で、所々にベンチや植物の説明板などが設置されています。20分程ですが人にも会わず、静かな森の散歩を楽しめました。
グリーンゲイブルズに戻り、今度は「お化けの森」を散策して昨日行った郵便局へ向かいました。入口をすぎると両側に枝が腕のように伸びたモンスターのような木が何本もありました。確かにお化けの森のようです。
今度は「お化けの森」

お化けの森の木
このトレールも周回コースになっていますが、半周分が工事中で周回できません。幸い我々は郵便局に抜けるので片道だけで問題ありませんでした。
歩いている途中、犬を連れた若夫婦?とすれ違って挨拶したり、楽しい散策でした。
森を抜けて広い道を歩くと、昨日行ったモンゴメリーの墓地にでます。若い金髪の女性がモンゴメリーの墓を探していました。日本人以外にもモンゴメリーの信奉者は沢山いるようです。
10時過ぎに部屋に戻り、チェックアウトしようと部屋を出ると、迎えの車とガイドが丁度到着したところでした。
11時前にホテルを出てシャーロットタウンに戻り、前々日泊まった「シャーロットタウン イン」に到着しました。チェックインは午後3時ですから大分時間があります。
ロビーで何処へ行こうか話していると、フロントの女性がチェックインできると言ってきました。これ幸いとチェックインして、前々日とまった部屋とは違う部屋に入りました。今度の部屋は設備も新しい感じで快適そうです。
3泊する部屋
バスもちゃんと湯が溜まるようになっていました。ガイドから前回泊まった部屋のバスのことを話してもらっていたので、その影響かもしれません。
トランクを開いてから、ガイドに聞いていたサラダが食べられる店「カサ・ミア」で昼食にしようと出かけました。途中、コンフェデレーションコートモールの家庭用品ショップに寄りましたが、ほとんどが中国製などの輸入品でした。
もっともPEIは農業が1位、観光が2位、漁業が3位ですから、この島のものは野菜と魚介類ぐらいしかないので仕方がありません。
「カサ・ミア」のお店はクイーンストリートのコンフェデレーションセンターの反対側にあるイタリアンレストランです。
サラダとスパゲティを注文しましたが、サラダはパンや肉がついていて十分な量がありました。
スパゲティも量が多くパンも付いていて値段の割には充分ですが、PEIでは税金が15%で、さらにテーブルチップが15%上乗せですから、メニューの価格の130%が支払金額になります。
どうも日本人にはチップが面倒でなじめません。
食事の後、クイーンストリートを港方面に向かい、デルタホテルの海側を歩いて小さな店が沢山あるピークスワーフのお店を回りました。
シャーロットタウンの港

ヨットハーバーとピークスワーフ
浅草の仲見世のような雰囲気ですが、どの店に入っても「Hai!」や「How are you」などと声を掛けてくれます。買い物でも食事でも、ニコニコしながら声を掛けてくれます。
右が有名なアイスクリーム店「Cows」
PEI滞在中、何処へ行っても同じフレンドリーな対応が待っていました。これがPEIで受けた良い印象の第1位です。
リカーショップでワインと地ビールの500ml(正確には473ml)缶を購入して、街の散策から一度ホテルに戻り、夕食まで昼寝しました。まだ時差の影響が大きく、夕方までぐっすり眠ってしまいました。
5時前にホテルを出て、日本で調べておいた地ビールのパブレストラン「ガハン・ハウス」に行きました。シドニーストリートの店で、ビールだけでなく地元の料理が楽しめます。
夕食のパブレストラン「ガハンハウス」
入口で2人というと、満面の笑みを浮かべて席へ案内してくれました。料理はムール貝(マッスル)のワイン蒸しとシーフード・チャウダー(Sサイズ)、ビールは地ビールのメニューが見当たらなかったので仕方なくCoorsを注文しました。注文を受けた女性店員に「Perfect!」と褒められました。
後でテーブルにバインダーでとまっている地ビールリストを見つけ早速注文。この店は日本の居酒屋のようでくつろげました。
勘定は税込みで$54、チップに$7払って外に出ました。PEIはカナダで1番治安が良いと言われていますので、暗くなってから歩いても不安はありません。
ホテルに戻って今度は湯の溜まるバスに入り、風呂上りに先ほど購入した缶ビールを飲みました。地ビールは殆んどがエールビールでラガービールは1種類(Beachside Chair)だけです。
飲んだのは「1717」という名のエールビールで、苦みが強烈でした。
2日前の天気予報とは異なり、明日も天気が悪そうです。予報が外れるのを期待して眠りにつきました。